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SPECIAL FEATURE

2023/03/30 12:46



「右岸・左岸」とは、川の上流から下流方向を見た際に右手側の岸を右岸、左手側の岸を左岸と言います。

ボルドー地方の場合、ドルドーニュ川から続くジロンド川の東側エリアが右岸、ガロンヌ川から続くジロンド川の西側エリアが左岸です。ジロンド川の支流であるドルドーニュ川とガロンヌ川は、それぞれ水源が異なり、川が運んでくる土の性質が異なります。

そのため、右岸と左岸では異なる土壌が形成され、栽培されるブドウ品種も異なり、結果として、右岸と左岸ではワインのスタイルにも違いが生まれました。



ボルドー右岸の特徴

右岸の土壌は保水性が高く冷たい粘土質が多く、冷たい環境でも成熟できる早熟なメルロが多く栽培されています。

メルロー主体に、カベルネ・フラン種やカベルネソーヴィニヨン種をブレンドした赤ワインが造られており、タンニンは控えめ、ふくよかで柔らかく、果実味豊かなスタイルが特徴です。


ボルドー右岸の代表的な産地


・サンテミリオン


ワイン産地としては初めて世界遺産に登録され、中世の面影が残る町の周囲に、広大なブトウ畑が広がります。


温暖な海洋性気候に恵まれたボルドー地方のなかでもやや内陸にあるため、大陸性気候の影響も受けています。

昼夜の寒暖差が大きく、粘土石灰質の土壌に向いたメルロ種の栽培が盛んで、左岸のしっかりしたワインに比べると口当たりはソフトで豊か、酸味もしっかりと乗ったワインが造られています。


地域独自の格付けを1954年に制定。第1特別級A、第2特別級B、そして特別級の3つのランクがあり、10年ごとに見直しをおこなうのが特徴です。第1特別級Aに格付けされるシャトー・オーゾンヌ、シュヴァル・ブランなどが有名です。




・ポムロル


ドルトーニュ河右岸リブルネ地区にあるワイン産地。ボルドー地方の中で最も小さい地区ではありますが、「ペトリュス」や「シャトー・ル・パン」を筆頭に、世界的に高い評価を受けるワインが多く生みだされています。

気候は他のボルドー地区と同じ海洋性気候に属しており、冬は穏やかですが、夏は暑くて湿度が高くなるという特徴を持っています。

ポムロールの西側の土壌はより砂質で、サン・テミリオンに近い東側は粘土質土壌。

このように、小さな地区であっても異なる土壌があるため、様々な個性を持つワインが生産されています。


ポムロルのワインはメルロー種を主体とし、カベルネ・フラン種をブレンドして造られており、多くのワインは、香り豊かで酸味や果実味があります。また、高いアルコール分と共に深いコクを持つため、長期熟成に向いたスタイルが特徴です。